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四面楚歌 [総論]


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コロナ禍の最中、自らを取り巻く現状を概観してみた。

きっかけは、懸案の課題について昨年の半ばに相次いで公表したことであった。
旧石器については、2019年6月に大正大学で開催された日本旧石器学会のシンポジウムで「砂川モデルの教訓」と副題して発表した。
縄紋については、『考古学ジャーナル』728号(6月刊行の7月号)において「緑川東を読み解くために」と副題した文章を書いた。
一方は旧石器資料の製作・搬入に関わる問題、一方は縄紋時代の敷石遺構から見出された大形石棒の設置時間の問題と一見すると隔たりのあるテーマのようだが、考古資料の読み取り方という点で第2考古学的には極めて重要な同じ構図の問題群である。

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