現在、最も関心を集中させているのが、<遺跡>問題である。最終的な目標は、「実体視されている<遺跡>概念に対して、批判的に介入し、脱構築していく方途を探ること」である。とりあえず<遺跡>問題の全体的な構図を示しておこう。1:<遺跡>の存在論 すなわち「遺跡とは何か」という基本的な問題を考察する。 2:<遺跡>の認識論 すなわち「遺跡は存在するか」という私たちの認識の在り方を明らかにする。以下に既出の文献を示す。五十嵐 彰2004b「近現代考古学認識論 -遺跡概念と他者表象-」『時空をこえた対話 -三田の考古学-』339-347頁、 五十嵐 彰2005a「遺跡地図論」『史紋』第3号99-107頁
2005-08-25 10:20
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ブログ開設おめでとうございます。しかし先生らしく固いですね。ムフ。みんなに広めておきますねん。石写真もキラキラさせて載せてみてください。楽しみにしております。
by かつらこ (2005-08-25 18:38)
初コメントというのは、いいですね。今後もガチガチに固めていく所存で御座います。以下に、本ブログの指針となる文章を引用。「nで、nマイナス1で書くこと、スローガンで書くこと、リゾームになり、根にはなるな、決して種を植えるな! 蒔くな、突き刺せ! 一にも多にもなるな、多様体であれ! 線を作れ、決して点を作るな! スピードは点を線に変容させる! 速くあれ、たとえ場を動かぬときでも!」(ドゥルーズ&ガタリ)
by 伊皿木 (2005-08-25 19:56)