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2000「興奮対談 秩父原人に出遭った日」 [捏造問題]

栗島 義明・藤村 新一2000「興奮対談 秩父原人に出遭った日」『正論』第333号:250-260.

【リード文】
埼玉県秩父市郊外の尾田蒔丘陵の小鹿坂遺跡から石器三十点とともに見つかった生活遺構は、約五十万年前(前期旧石器時代)の原人の住居跡の可能性が高い。そうだとすれば、有名な北京原人よりさらに年代をさかのぼる世界最古の、しかも原人は洞窟で生活していたという定説を覆す人類学史上の大発見だ。遺構を発掘した名コンビがその興奮を語る。

「  やりましたね。秩父で発掘調査を行うきっかけはどんなことから…
藤村 栗島さんは十年ぐらい前から秩父で調査を続けているのですが、以前、東北の遺跡の見学に来たとき、「手伝ってくれないか」と頼まれたんです。秩父には古くていい土があるという話でした。昨年五月、埼玉県埋蔵文化財調査事業団で東北の旧石器について話をする機会があり、「秩父に行こう」と誘われまして「まあいいかな」と思って、秩父に行ったんです。」(250.)

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タグ:発掘 捏造
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