金2009『朝鮮王妃殺害と日本人』 [全方位書評]
金 文子(キム・ムンジャ Kim Moonja)2009『朝鮮王妃殺害と日本人』高文研
以下のように記した。
「1895年に朝鮮国王高宗(コジョン)の妃である明成皇后(閔妃ミンビ)が日本人によって王宮で殺害され、遺体すら残されなかった事件がおきました。その時に王妃の部屋から持ち出されたとされる遺物が、上野の東京国立博物館に所蔵されています。(中略)
同じことが自分の国で起きたとしたら、私たちはどのように思うでしょうか。」(五十嵐2019『文化財返還問題を考える』:55-56.)
同じことが自分の国で起きたとしたら、私たちはどのように思うでしょうか。」(五十嵐2019『文化財返還問題を考える』:55-56.)
「同じことが自分の国で起きたら」という想像力を働かすためには、まずどのようなことが実際に起きたかを知らなければならない。