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東京法令出版2022「文化財のあるべき場所は…」 [全方位書評]

東京法令出版2022「【対立・協調】文化財のあるべき場所は…」『問いからはじまる歴史総合』:80-81.

2022年度から高校の必修科目として「歴史総合」が導入された。
従来の「日本史A]と「世界史A」を統合した科目で、18世紀以降の近現代を重視しているようである。
その副教材(資料集)における一項目である。

B 近代化と私たち (4) 近代化と現代的な諸課題
メイン・クエスチョン:なぜ文化財の所有権をめぐって対立が起きているのだろうか?
キーワード:帝国主義、植民地、文化財

① 博物館に寄せられる主な返還要求では、以下の6つの事例が挙げられている。
 ロゼッタ=ストーン:エジプト→大英博物館(イギリス)
 ネフェルティティの胸像:エジプト→ベルリン新博物館(ドイツ)
 パルテノン=マーブル:ギリシア→大英博物館(イギリス)
 ミロのビーナス:ギリシア→ルーブル美術館(フランス)
 モアイ像:チリ→大英博物館(イギリス)
 楽浪墳墓出土品:大韓民国*→東京大学(日本)

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