2021『三田二丁目町屋跡遺跡』 [考古誌批評]
トキオ文化財株式会社 編集 2021『三田二丁目町屋跡遺跡 -慶応義塾大学三田キャンパス東別館建て替え工事に伴う埋蔵文化財調査報告書-』
落手してから1か月ほど取り扱いに窮して、食卓の上に置かれたままになっていた。
いつまでもそうしておけないので、ようやく重い腰をあげることにした。
いつまでもそうしておけないので、ようやく重い腰をあげることにした。
単独で論評しても深まらないので、10年前に刊行された同じような考古誌(慶応義塾大学文学部民族学考古学研究室・共和開発株式会社 編集 2011『会津藩保科(松平)家屋敷跡遺跡 -慶応義塾中等部新体育館・プール建設計画に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書-』)を参照軸とする。
こうした比較を通じて、本書で何が書かれているかということよりも、本書では何が書かれていないかということが明らかになるだろう。
こうした比較を通じて、本書で何が書かれているかということよりも、本書では何が書かれていないかということが明らかになるだろう。
論点は3点ほどである。