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第11回 宣言記念日 [雑]

10年で一区切りをつけたつもりだったが、まだズルズル続いている。
そもそも本ブログは、10年前に大阪で開催されたWACの中間会議で発表する「遺跡問題」について、広く意見を求めるというのがスタートの大きな動機だった。
そのWACの様子を毎晩、梅田のインターネット・カフェから送信していたのが、文字通り10年ひと昔、今ではスマホで、はい、お仕舞いという時代である。感慨深い。

この時期は、いつも日本考古学協会の総会記録を掲載した『会報』が送られてくるので、どうしてもそれに関連した記事になってしまう。
今回の第188号では、2年振りに「常置委員会・特別委員会・小委員会委員名簿」が掲載されている(21・22頁)。

それによると常置委員会は、「機関誌『日本考古学』編集委員会」、「英文機関誌編集委員会」、「国際交流委員会」、「研究環境検討委員会」、「社会科・歴史教科書等検討委員会」、「広報委員会」の6委員会、特別委員会は、「東日本大震災対策特別委員会」、「平成28年熊本地震対策特別委員会」の2委員会、小委員会は「諸規則・規定等の見直し検討会」、「将来構想検討小委員会」の2委員会、そして「その他」として「文化財に関する諸問題検討会」が挙げられている。

そこで、感じた疑問を幾つか。
1.馴染みのある、というか最も活発に活動しているのではと思われる「埋蔵文化財保護対策委員会」というのは、常置委員会ではないのだろうか? 日本考古学協会の組織リストから漏れ落ちているようだが、協会非公認の活動組織なのだろうか? それとも…

2.小委員会として挙げられている二つの組織は、一方が「○○○検討会」で、もう一方が「○○○小委員会」という名称である。そして小委員会とはされていない「その他」として挙げられている 組織名称も「○○○検討会」である。いかにも不釣り合いではないだろうか? これでは「その他」とされた組織も、小委員会扱いと勘違い?されても致し方ないのではないだろうか? いや、まさか「その他」などという位置付けがあるとは、思いもしなかった。だから、総会時におけるポスター発表も組織名ではなく、個人名でなされたのだろうか? しかし「その他」の活動報告は個人名で、「常置委員会」や「小委員会」の活動報告は委員会名というのも、摩訶不思議な話しである。

3.そのほか、選挙管理委員会や新入会員資格審査委員会や日本考古学協会賞選考委員会の位置付けはどうなっているのか、といった細々とした疑問もあるにはあるのだが…
それぞれが「その他」に属する、という気もしないでもないのだが…

4.「協会図書に係る検討小委員会」というのは、解散したようである。それにしても、単に「落ち着き先」が決まったということをもって幕引きしていいのだろうか? せめてこの間の経緯なりをまとめたレポートを提出するのが、あれほど世間を騒がせた組織としての責務ではないだろうか?

こんな細かい下らないこと?を気にしているのは、何千人といる会員の中で私ぐらい、なのだろう(やや自嘲気味)。

【11年目のデータ: 2016年8月24日】
記事総数:849(+41)
遺跡問題:38(+0) 痕跡研究:58(+0) 論文時評:147(+16) 捏造問題:28(+0) 石器研究:22(+0) 考古記録:29(+1) 総論:88(+1) 近現代考古学:47(+0) 拙文自評:30(+4) 考古誌批評:22(+2) セミナー:45(+0) 全方位書評:125(+5) 研究集会:54(+34) 学史:12(+2) 雑:103(+6)
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