第2考古学セミナー2013#2のお知らせ [セミナー]
日時:2013年11月2日(土)午後3時~
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟 地下1階 第4会議室(B-131)
(研究室棟入ってすぐの階段下りて右側の通路を左に、一番奥の右側の部屋です。)
内容:文化財返還問題近況
文化財返還問題も第3ステージに入りました。
こうした事態を踏まえて、参加者による自由な議論を行ない、それぞれの認識を深めたいと思います。
先週の土曜日(10.26)には、恵比寿の日仏会館で、ジャン=ポール・ドムール氏(パリ大学)が「ルーブルには、フランス国内出土の文化財は1点たりとも存在しない」旨発言されていました。
やはりこうした状態は問題があると考えざるを得ません。
いかがでしょうか?
旧西ドイツでは「過去の克服」に日本など比較にならぬほど努力を重ねてきている、と聞かされている者にとっては、この「第二の罪」論はあまりに痛烈な批判と思われる。つまり一方では「第二の罪」どころか、「第一の罪」をも正面から論じてこなかった日本人にとって、このような書物がベストセラーになる旧西ドイツの政治風土はいかなるものなのか、と思い惑わざるをえない。そして他方では旧西ドイツにおける「過去の克服」が推し進められてきたのも、「強い逆流に抗して」であったということを悟らせる。」(持田 幸男1994「「戦争責任・戦後責任」問題の水域」『戦争責任・戦後責任』朝日選書506:12.)
タグ:文化財返還
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