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第2考古学セミナー2013#2のお知らせ [セミナー]

日時:2013年11月2日(土)午後3時~
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟 地下1階 第4会議室(B-131)
   (研究室棟入ってすぐの階段下りて右側の通路を左に、一番奥の右側の部屋です。)
内容:文化財返還問題近況

文化財返還問題も第3ステージに入りました。
こうした事態を踏まえて、参加者による自由な議論を行ない、それぞれの認識を深めたいと思います。

先週の土曜日(10.26)には、恵比寿の日仏会館で、ジャン=ポール・ドムール氏(パリ大学)が「ルーブルには、フランス国内出土の文化財は1点たりとも存在しない」旨発言されていました。
やはりこうした状態は問題があると考えざるを得ません。
いかがでしょうか?

「ヒトラー時代のドイツ人が犯した罪を「第一の罪」とすれば、「第二の罪」とは、1945年のあとになって「第一の罪」を心理的に抑圧し、否定したことを指している。そしてジョルダーノは、この「第二の罪」を圧倒的多数のドイツ人が犯してきたことを明らかにし、「今日に至るまでこれが西ドイツの政治文化の本質的な特徴の一つで、この負債はこれからもずっとかかえていかねばならないだろう」と指摘している。
旧西ドイツでは「過去の克服」に日本など比較にならぬほど努力を重ねてきている、と聞かされている者にとっては、この「第二の罪」論はあまりに痛烈な批判と思われる。つまり一方では「第二の罪」どころか、「第一の罪」をも正面から論じてこなかった日本人にとって、このような書物がベストセラーになる旧西ドイツの政治風土はいかなるものなのか、と思い惑わざるをえない。そして他方では旧西ドイツにおける「過去の克服」が推し進められてきたのも、「強い逆流に抗して」であったということを悟らせる。」(持田 幸男1994「「戦争責任・戦後責任」問題の水域」『戦争責任・戦後責任』朝日選書506:12.)
タグ:文化財返還
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