SSブログ

有言実行・五里霧中 [雑]

1.文化財返還問題
「報告第246号 会員からの要望について
大竹理事から、第79回総会時の継続審議である会員からの要望について、提案した五十嵐彰会員と、田中理事と大竹理事が懇談を行った旨が報告され、次回以降の理事会で議案として取り上げ審議することを了承した。」(「2013年9月理事会議事録」『会報』第180号:34.)

2013年10月18日「10月理事会議事録」『会報』第180号に、関連議案は見当たらず。
2014年1月25日「1月理事会議事録」『会報』第181号に、関連議案は見当たらず。

「なお、審議事項(総会決議案を含む)の提出期限は4月21日(月)必着です。提出された案件については理事会の検討を経た上で、下記議題の審議<5>その他で審議することになります。」(第80回(2014年度)総会議題」『会報』第181号:1.)

4月までには、何らかの対応がなされることを願っているのだが。

2.委員会委員公開問題
「…協会の各委員会構成メンバー開示の要望については、公式サイト等での開示は、一部で委員会の性格上難しい部分があり、総務会で検討した上、7月の理事会に諮って回答すると説明した。」(「第79回総会抄録」『会報』第179号:6.)

「議案第143号 第79回総会における審議事項について
…公式サイトでの会員以外の開示には、委員会の性格上、慎重を期す委員会もあるため総務会において整理・検討を行った上で、7月理事会に提案する予定で進めることになり、総会の審議事項とはしないことで、承認した。」(「2013年4月理事会議事録」『会報』第179号:73.)

「議案第154号 考古学協会各委員会の構成員の公開について
審議の結果、会報掲載については異論はなかったものの、不特定多数が閲覧することができる公式サイト上での公開については、様々な問題を孕んでいるため、継続して審議を行うこととなった。」(「2013年7月理事会議事録」『会報』第180号:30.)

2013年12月発行『会報』第180号に、関連情報の掲載は見当たらず。
2014年3月発行『会報』第181号に、関連情報の掲載は見当たらず。

理事会で「異論がない」とされた事柄が半年以上経過しても未だに実行されないその原因は?

3.協会所蔵図書寄贈問題
「協会図書寄贈先に係る選定結果(内定)について」、奈良大学図書館が選定されたことが報告された。
何よりも落ち着き先が決まったことで、喜ばしいことである。尽力された関係者の方々には、「お疲れさまでした」と言うほかない。
しかしこれで一件落着という訳には、いかないだろう。
すなわち、こうした事態を招いた経緯について歴史を学ぶ者の集まりとして、それ相応の検証作業が欠かせないと考える次第である。
事の発端は、今から4年前2010年1月23日の2010年1月理事会における「議案第13号 協会図書の寄贈先について」であった。セインズベリー日本芸術研究所に対する寄贈について、出席理事20人に対して挙手による賛否が問われ、賛成18人反対2人の圧倒的多数をもって可決された。
以来4年の年月を費やして、国内での落ち着き先が内定した訳だが、議案第13号に対する日本考古学協会としての何らかの意思表示(総括)というものがなされて然るべきではないだろうか。
現在、2014年の理事選挙が行われているが、何と立候補者23名のうち、6名の方々(1/4強)が、2010年の議案第13号の議決に関わった方々である。それぞれの方の立候補表明文章には、2010年の議案第13号についてはもとより、協会図書寄贈問題が生じた経緯について言及されている方が一人もおられないというのは、いったいどうしたことだろうか?

釈然としないものが、胸の奥深くに淀んでいる。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学問

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1