第３回 宣言記念日

「不遜な者を諭しても侮られるだけだ。
 神に逆らう者を戒めても自分が傷を負うだけだ。
 不遜な者を叱るな、彼はあなたを憎むであろう。
 知恵ある人を叱れ、彼はあなたを愛するであろう。」（箴言９：７・８）

ユダヤ社会に古くから伝わる格言である。

諭されたことも、叱られたこともある。
諭したことも、叱ったこともある。 
しかし、諭されない、叱られないということは、記憶に残り難いものである。

真っ当な批判や忠告から、単なる揶揄・中傷、果ては陰険な貶めに至るまで、どのような行動や言説に対して、どのような発言がなされたかということによって、発言者の立場性なるもの、もっと大仰に言えば、その人の思想の深度、知恵の有無といったものが、本人の望むと望まないとに関わらず、明らかになってしまう、ということを幾度か経験した。
これは自らを省みて記すのだが、書く方は無論のこと、読む方についても、発言者が有する知恵を識別しうるだけの読解力と判断力が要請されている。
そのためにも、日々自らを鍛え続けなければならない。

2008年8月24日 現在の記録 [対前年比]
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