SSブログ

北大人骨事件真相究明緊急会議編1999-2010『歴史の真実Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』 [全方位書評]

とりあえず全5分冊の内容を紹介する。

北大人骨事件真相究明緊急会議 編 1999『歴史の真実Ⅰ 北大人骨事件と侵略戦争責任』労働者共闘・労働運動活動者評議会合同事務局 発行、A5版・561頁
A 北大民族差別・人骨事件と経過
Ⅰ 「北大謀略」疑惑の発生と増幅
Ⅱ 朴仲辰関連調査の作為性
Ⅲ 諸民族の分断と各個撃破の策動
Ⅳ 農民革命軍指導者遺骸奉還(96年5月)
B 真相究明、史実と事実の確認について -「韓国東学党…」と墨書された損壊のある頭骨について-
Ⅰ 朴仲辰
Ⅱ 社会教育家・佐藤政次郎調査に関する疑惑
Ⅲ 北大の歴史的性質
Ⅳ 吉崎昌一北大人類学教授
補論 新渡戸稲造など

北大人骨事件真相究明緊急会議 編 2005『歴史の真実Ⅱ(上) -「帝国」学問と「オタスの杜」-』403頁
A 北大民族差別・人骨事件とウィルタ民族遺骨を中心とする経過
B 名取武光疑惑と「帝国」御用学
C 日ロの帝国主義支配と革命、民族自決権

北大人骨事件真相究明緊急会議 編 2005『歴史の真実Ⅱ(下) -「帝国」学問と「オタスの杜」-』829頁
D 日ソ戦争と「オタスの杜」
補論A 半壊状態の日本民族学会
補論B 人類学的差別観念 -「風葬」のレッテル-

北大人骨事件真相究明緊急会議 編 2010『歴史の真実Ⅲ(上) -人類学批判 アイヌ民族の歴史-』399頁
一 北大「納骨堂」 -アイヌ犠牲者人骨の告発-
二 吉崎昌一と人類学の差別観念
三 人類学の発達と差別的人種論
四 人類学とファシズム -「『アイヌ』ノ医学的民族生物学的調査研究」の背景-
五 近代天皇制下の大地略奪
六 アイヌ民族の土地返還運動と解平社

北大人骨事件真相究明緊急会議 編 2010『歴史の真実Ⅲ(下) -人類学批判 アイヌ民族の歴史-』789頁
七 アイヌ民族の歴史と日高地方
八 「納骨堂」関連人骨の略奪概況
九 学振・北大の民族生物学
補論 1970年代のアイヌ民族解放運動

アイヌ遺骨返還に関わる基本文献である。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。