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第2考古学

五十嵐2004d「考古記録」『現代考古学用語事典』で、第2考古学を宣言した。それは、従来の第1考古学に飽き飽きしていたからだ。第1考古学とは、従来の編年研究と呼ばれているものである。現在の日本考古学は、そのほとんど全てが第1考古学といってよい。あらゆる研究(論文・発表)が、時間と空間を区切って、対象とする資料を特定の時空間に位置付ける(秩序づける)ものばかりだ。様々な動向のたぐいを見よ。北は北海道から、南は沖縄に至るまで、空間と時間を区切って細分された領域の中の研究しかレヴューしない。だから、時空間にとらわれない第2考古学研究は、彼らの視野に入ってこない。しかし、第1考古学は、第2考古学の支えなしには、成立しないのだ。
今まで手帳に書き留めていた様々な想念が、書き留められなくなってきた。溢れる断片を少しずつ書き留めていこう。


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pensie_log

blog開設、おめでとうございます。
私にとってもっとも刺激のある「考古学独自の思考方法を考える研究」が、blogでも読めることに感激を覚えます。
by pensie_log (2005-08-26 22:47) 

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